2017年10月15日日曜日

[report] Boofy b2b Hi5Ghost at Cosies!の話+α

tonichanbristolによるブリストル・レポート。今回はBoofy & Hi5Ghostのb2b出演時の様子。そしてクラブやバーのエントランス/ドリンク代についてのあれこれ。

9月27日にブリストル〈Cosies!〉で行われた、パーティー〈Metro〉(註:FactaとRhythmic Theroyが2015年に立ち上げ » 参考記事)でBoofy b2b Hi5Ghostを観てきた話。
平日ど真ん中の水曜日、もちろんそんなこと関係なしに賑わっております。そしてこちらエントランス・フリーでございます。すばらしい。ちなみにこの日は無料イヴェントですが、基本〈Cosies!〉のエントランス料だいたい£3前後(2017年10月現在で約¥450)。これについては後述します。

Cosies!〉はブリストルの、カーニヴァルでも有名なセント・ポールズ周辺(未だdodgyなエリアなので夜な夜な一人歩きなどはされませんように……)の地下にあるバーなのですが、常日頃ローカルからその他の地域の人々まで色々な人がDJなどをしているわけです。
ブリストルでクラブより気軽に、そして良質な音楽を楽しみたいという時に行きたい場所ですね。

気軽にといっても、有名どころな人々もみんなやってるんだけども! しかし場所自体はバーなので入りやすいです。スペースも狭く、パンパンで入れない日もたまにあります。階段を下ったところの喫煙スペースも、色んな人と交流できたり楽しいのです。
そんなわけで早速、階段を下りてバーへ。

ちょうどHi5Ghostことコートニー君と遭う。
挨拶をすると「おお!もしかしてNaokiの友達か!!! Naokiは超有名人だよな! Naokiこそがアーティストだよなあ!」と、DSZ店主にしてBS0メンバー飯島さんのことで大興奮するコートニー氏。でも本当にどこに行ってもブリストルで音楽人と会うと飯島さんの話が出ます……悪い噂はしてませんよ。笑

中に入るとBoofyやらKahnやら、みんな勢揃い。

〈Cosies!〉のドリンクのお値段は周辺のパブやバー、クラブとほぼ同じで1パイント£4前後(約¥600)。1パイント=568mlなので日本のジョッキより100ml多い! そして欧州では泡は注がずギリギリまでビールなので、比べると多く感じる! 結果、思ったよりお安いね!!!(※ブリストル在住人がロンドンのクラブにいくと、ロンドン高え!と言いながら帰ってくるので、あくまでもブリストル価格)
ラガー/エール/ギネスと種類も色々。イギリスのりんご酒=サイダーももちろんあります。お酒はちょっとでいいやって人には1/2パイントも。お値段もピッタリ1/2で提供してくれます。
瓶ものビールも、スピリッツなどもひと通り揃ってます。
クラブでもバーでも、必ずバーカウンターにおいてあるお水はフリーです。これ、イギリスの良いところ!

そんなわけで一杯呑みながら(ちなみに彼らはいつ見てもギネス)くっちゃべってしばらくすると、BoofyとHi5Ghostのプレイが始まります。

、、、、レゲエ?
おや、レゲエ。


これには周辺メンツもビックリ、2人がこういうプレイするのってなかなかないよ!と大興奮の大盛り上がり。「いつもの」(?)プレイを期待していたかもしれないオーディエンスは散っていったり、それもまた然り。途中からは同じくブリストル住まいJun Tsujiguchi君も現れて、BeavisにJun君……どこかでも見た記憶があるよ、という光景になってきました。
1時間程ルーツ・レゲエなどのレコードをかけまくってのんびり明るい雰囲気のフロアでしたが、徐々に空気が変わってまいります。
そろそろ、2人のいつもスタイルになっていく感じです。といっても、私は2人のプレイを見るのは初めてだったような気がするので……色々映像とかで見た感じのダブステップからグライムから、というんでしょうか。
Rocks FOE「Hold That (L)」(エーーール!ってみんな超LL言ってて盛り上がってましたねー!)からのJoker「Holly Brook Park」ブリストル・サウンドですね。そのまま結構グライミー、というかズブズブとしたダークな雰囲気に包まれていきました。

〈Cosies!〉は時々サウンドシステムも入れますが、この日は入れておりません。ですが、音の具合がいつも本当に丁度良い。大きくはないけど、物足りなくはない。隣の人とコミュニケーションは取れるけど、周りのお喋りが音楽の邪魔にはならない、という感じでしょうか。
さすがに平日、学生はまだ学校も始まったばかりの週ということもあって、12時を過ぎると人もだいぶまばらになってまいりました。それでもフロアのテンションは常にピークピークな具合でみんな超楽しそう。
深夜2時に終わった時点で速攻撤収。さあ散った散った!と言わんばかりに追い出される出演者含め残っていた我ら。

帰り際にBoofyにBS0ステッカーを渡したら、「おおーーーー!! やっとこれで俺もBS0に認められたんだっ!!!」と言って、超喜んでおりました。
そういえば別日には、WavegangのChris(註:BS04GFでのメイン・ヴィジュアルを手がけたデザイナー)にもステッカーを渡したんですけど(私なんだか回し者みたいになっている)「うおーやっと手に入れたよー超欲しかったんだよーなんかみんなもってるのにさあ! 俺だけ持ってないしさあ!!」と半ば、ぼやき調で喜んでおりました(笑)。
ブリストルでのBS0の認知度&人気度&期待度の高さを目の当たりにし、みなさんの活躍を応援しているひとりとして、感慨深い気持ちになりました!

そんなブリストルBS0テイクオーヴァーをみられる日はそう遠くないんではなかろうかと思いながら。色々と勝手に夢をふくらましております!!!

そんなわけで、本日はこのへんで。


……と締めるつもりが、BS0からエントランス・フリーの仕組みが知りたいというリクエストがあったので、調べてみました。

そもそもの話、なぜブリストルでは全般的にお安くイヴェントが開催できるかということについて、ブリストルでファンクやソウル・ミュージックを中心とした〈We Like To Party〉というイヴェントを開催している友人DJ Suzuki君と、The Roots Injection Sound SystemやSureskankのメンバーであるお馴染みBeavisに訊いてみました。

まず簡潔に言います。飲む酒の量だ!!!
半分は冗談なんだけど、半分は本当です。基本、エントランス・フリーのイベントというのは出演者もフリーでプレイするとのこと。ただ客の入りによって、ドリンク売上のバックがあるそうです。ここがポイントで、イギリスの人々の飲む量がまじで半端無い。そもそも(当然)無料で入れるバーにDJを迎えてプレイすることでお客さんが増え、ドリンク消費も増えれば……という、至極まっとうな考えなワケですね。
エントランス料金が設定されているのは、出演者/プロモーターにハコ代を請求しない場合だったり(それでも安い料金)。その方が客入りが確実に良いからですね! 且つ、その分お客さんはお酒にお金を使ってくれるので、ハコ側にとってもプラス、演りたい出演者もプラス、お客さんもおトクに夜を楽しめてプラス……と全員win-winの関係に!!!
大きめのクラブ・イヴェントなんかは“early bird(早割)”制度が主流。行くと決まっているなら利用しない手はない! BS0も割引制度色々あって良いですね!

この話から、日本のクラブのチケット代、そしてドリンク代の高さについての話になりました。1杯¥700~¥1000近い値段では、一晩遊ぶのにかなりの出費になるわけです。
これだと、気軽にクラブでも行ってみる?!は、特にクラブに馴染みのない人にとってなかなか難しい。たとえ¥1000で入れても、そこから2~3杯呑めば¥3000超えちゃうよー! 同じ事を〈Cosies!〉でやってみると、半額くらいで収まる……あるいはもっと呑めます。もっと呑めば、箱にとってプラスになるので、結果として出演者にもプラスになるわけです。

しかし、日本のクラブ等の良い部分というのは、機材や設備がしっかりしているということ! さらにはトイレなどにも問題はまずありません(ブリストルのクラブのトイレには問題ばかりあります、私のブログでしょっちゅう言っています)。
そういった面も含めると、お酒の代金等々、色々と難しいんでしょうか……。とにもかくにもまずクラブで遊ぶ、気軽に音楽を聴きに行く、というきっかけを沢山の人が得ることが出来れば良いということなんですよね。

ちなみに、今やストークス・クロフト・エリアの顔ともいえるコミュニティ・センター〈Hamilton House〉(Banksyのクマの絵『The Mild Mild West』があるとこ)。この1階にある〈The Canteen〉というカフェ・バーなんかも入場無料ライヴをやってます。こちらは投げ銭が多いですね。他にも投げ銭ライヴを行っているところは多い。
この〈Hamilton House〉、ロンドンのディベロッパーに狙われ、現在存続の危機にさらされているとのこと…なんとか守りたいところ。

近所にある、夜な夜な色々なミュージシャン達が集まるパブ〈The Bell〉でも日替わりでDJが音楽をかけてますね。
パブやバーでのDJ/ライヴというのはライヴ・ハウスやクラブとは勝手が違うかもですが、要するに、気軽に音楽を演れる・聴けるチャンスがとにかく至る所にあるという事ですね!
ここに、ブリストルの音楽が常に注目を浴びつつ、沢山のミュージシャンやアーティストが暮らしやすいというヒントがあるんでは?と思いました。

text: tonichanbristol

0 件のコメント:

コメントを投稿